|
デッキプレート厚を厚くし、かつUリブの断面を大型化することにより鋼床版自体の剛性を上げた合理化鋼床版は、従来の鋼床版が有していた課題を可能な限り改善しています。また、部材の厚板化や大型化により、部材数や材片数および溶接延長が低減され、工場製作の経済性が高められています。
|
|
● |
コンクリート系床版に比べ軽量ですので、下部工への負担を低減します。 |
|
|
● |
全量工場製作のため高品質の部材を安定供給し、現地での工期を大幅に短縮します。 |
|
|
● |
多くの材片を組み合わせる構造のため製作工数が多くなります。 |
|
|
● |
輪荷重を直接支持する構造のため、疲労被害を被りやすくなります。 |
|
|
● |
コンクリート系床版に比べたわみやすいため、アスファルト舗装に損傷が生じやすくなります。 |
従来型鋼床版
 |
|
|
● |
構造の合理化や製作の省力化による経済性の向上が求められています。 |
|
|
● |
疲労耐久性の向上が求められています。 |
|
|
● |
舗装の耐久性の向上が求められています。 |
|
|
● |
車両の走行安定性の向上および騒音の低減が求められています。 |
|
|
● |
舗装の損傷によるデッキプレートの防食が求められています。 |
|
|
● |
デッキプレートの厚板化、Uリブの大型化および横リブの廃止により工場製作が省力化されます。 |
|
|
● |
構造細部の改善により疲労強度が向上します。 |
|
|
● |
デッキプレートの厚板化により舗装のひび割れが抑制されます。 |
|
|
● |
流動性の小さい舗装材の採用により轍掘れを抑制します。 |
|
|
● |
表層に排水性舗装を採用した場合、車両走行性の向上および騒音の低減が図れます。 |
|
|
● |
デッキプレートの防錆処理として防水層(塗装など)を設けます。 |
合理化鋼床版
|
デッキ厚(mm) |
Uリブ形状 |
横桁間隔(mm) |
Aタイプ |
18 |
440×330×8-40 |
5,000 |
Bタイプ |
18 |
454×332×9-45 |
4,000 |
Cタイプ |
19 |
450×330×8-40 |
5,000 |
|
|