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少数I桁橋とは、合成床版またはPC床版を用いて床版支持間隔を大きくすることにより、主桁本数を少なくし、横桁・横構などを単純化または省略して合理化を図った橋梁です。
近年この新形式橋梁の採用が広がっており、高速道路から一般道路まで、鋼橋の一形式として一般化してきています。

千鳥の沢橋
(2主桁) |
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東海大府高架橋
(3主桁×上下線2連) |
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合成床版またはPC床版を採用し床版支間を拡大します。 |
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合成床版は底鋼板が型枠を兼ねるので現場の作業を省力化できます。 |
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PC床版は場所打ち床版またはプレキャスト床版のいずれにも対応できます。 |
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床版支間の拡大により主桁本数を削減できます。 |
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横桁間隔を10m程度まで拡大し、形鋼の使用など横桁構造を簡略化します。 |
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横荷重に対しては床版で抵抗する設計とし、横構を省略します。 |
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部材数の減少にともない塗装面積が減り、維持管理費の低減が図れます。 |
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合成床版、PC床版の採用により床版の耐久性が飛躍的に向上し、維持管理費の低減が図れます。 |
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合成床版では床版の型枠工ならびに桁下安全設備など桁下の作業が省かれ、安全性が大きく向上します。 |
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部材数の減少により、シンプルな外観になります。 |
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一部の強風地域を除き、支間70m程度までについては、耐風安定性は確保できます。さらに支間が大きくなった場合には耐風検討が必要ですが、発散振動については、横構を設けてねじれ剛性をあげることによって耐風性能を改善できます。 |
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