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お知らせ

2019年度 伊藤學賞・技術功労賞の受賞者決定

わが国の鋼橋技術の進歩・発展に貢献・寄与された方を称える「伊藤學賞および技術功労賞」の受賞者が、以下のとおり決定しました。
なお、表彰式を2019年10月4日(金)開催の当協会東京地区「橋梁技術発表会(銀座ブロッサム(中央会館)ホール)」にて行ないます。

伊藤學賞  松井 繁之 氏

大阪大学名誉教授、大阪工業大学客員教授

※松井氏は、RC床版の疲労劣化機構の解明と疲労設計法の考案、および疲労劣化床版補強工法の開発、また高耐久性床版(PC床版、鋼コンクリート合成床版)の設計・施工方法の開発と高耐久性床版との組み合わせで実現した「新しい鋼橋(少数I桁橋、細幅箱桁橋など)」の発展に貢献されました。土木学会の鋼構造物設計指針にて提案された設計算定式が実設計に適用されています。また、国交省をはじめ、多くの技術検討委員会を歴任され、鋼橋技術の発展に尽力されるとともに、多くの技術者育成にも貢献されて来られました。この様に、長年にわたり、鋼橋技術の進歩・発展に多大な貢献をされました。

松井 繁之 氏

技術功労賞  古田 富保 氏

(株)横河ブリッジ 技監 安全品質本部長

※古田氏は、本四連絡橋をはじめとする長大橋において、大型スプレーサドル架設方法や平行線ワイヤ架設方法などの開発に携わるとともに、その計画・実施を実行し、工期短縮等に寄与されました。また、立体交差急速施工法や部材回転(前転)架設工法などの新工法を開発し、特許も取得されています。土木学会の委員として鋼橋の架設設計施工指針の改定に参画し、当協会においては、技術委員会架設小委員会委員長代行として、鋼橋の架設技術の課題克服に尽力されました。この様に、鋼橋の技術の進歩・発展に寄与されるとともに、鋼橋を通じて社会に大きく貢献されました。

古田 富保 氏

技術功労賞  河西 龍彦 氏

宮地エンジニアリング(株) 執行役員 千葉工場長

※河西氏は、来島海峡大橋や第二東名・藁科川橋などのJV設計部会長を歴任された後、営業・工場・工事・保全など幅広い分野で活躍されています。藁科川橋では、床版の温度応力に伴うひび割れ問題に対して関係団体・学識経験者などで委員会を組織し、その解決に中心的に尽力されました。当協会では、保全委員会幹事長として、当時保全の時代が始まった中で、意見交換会などを通じて、保全の重要性と積算の見直しなど、保全工事環境の改善に尽力されました。この様に、鋼橋の技術の進歩・発展に寄与されるとともに、鋼橋を通じて社会に大きく貢献されました。

河西 龍彦 氏

【問合せ先】

一般社団法人日本橋梁建設協会 事務局

TEL.03-3507-5225 FAX.03-3507-5235