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新山彦橋
 
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道の駅「万葉の里高岡」から約74q

 北アルプスから日本海へ、黒部川が巨大なV字に刻んだ長さ86km、標高差3千mの黒部峡谷。その緑濃い断崖絶壁を縫って走るトロッコ列車は、車内を存分に吹き抜ける風がヒンヤリ心地よく、今夏も観光客でにぎわっています。黒部峡谷鉄道本線・宇奈月駅を出てすぐ渡る赤い鉄橋が、観光ポスターでもおなじみの「新山彦橋」です。渓流からの高さ40m。電車からのぞき込むとめまいがするほどで、乗客の歓声、嘆声が上がります。鉄橋を渡る音が反響し、宇奈月温泉街でやまびこのように聞こえる、というのが命名起源だそうです。
名作映画「黒部の太陽」の舞台になったダム開発の資材運搬用だったトロッコ列車はかつて、生命の保証はしないとの条件付きで登山客などに便乗を認めていましたが、1970年代から黒部渓谷鉄道として正式営業を開始しました。延長約20kmの区間には計21の鉄橋があり、渓流からの高さが60mの「後曳橋」や、ダムによる野生サルの移動が妨げられないように設けられたという「猿専用吊橋」もあります。「新山彦橋」下流には、ルート変更で廃止になった旧「山彦橋」もあり、現在は遊歩道になっています。


1923(大正12)年に完成した旧「山彦橋」の代替として、1986(昭和61)年に完成したアーチ橋。橋長166m、中央支間100m。宇奈月駅近くの「やまびこ展望台」は、新旧山彦橋を望める絶好の撮影スポット。

 

 


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