日本橋梁建設協会
ホーム English Member サイトマップ お問い合せ
Google   
橋建協会紹介 活動情報 技術情報 一般者向け情報 リンク
橋の写真館
橋のデータ館
橋の壁紙
橋がつなぐみんなの未来
キッズコーナー


 HOME > 一般者向け情報 > 橋がつなぐみんなの未来

天草五橋
熊本県宇土市・上天草市
もどる
一人の情熱が島民の夢を実現

 熊本県宇土半島と天草上島をむすぶ天門、大矢野、中の、前島、松島の5橋を総称して天草五橋と呼んでいます。  大矢野島、永浦島、池島、前島の4つの島を駆け抜けるこのルートは1966(昭和41)年に完成し、近くの海は真珠養殖が盛んだったので天草パールライン(国道266号)と呼ばれているのです。
 「天草に橋を」と最初に声をあげたのは、当時県議だった森慈秀さん。1936(昭和11)年のことで、当時は「夢物語だ」と誰からも相手にされませんでした。
 その後、大矢野町長(現在の上天草市一となった森さんは無報酬で3期12年間町長を勤めながら「天草に橋を」の夢実現に奔走したのです。こうして有料道路として実現した天草五橋はモータリゼーションの波に乗り、償還期間(39年間)をわずか9年でクリアし無料開放されました。
入り組んだリアス式海岸や点在する島々。天草五橋は、大矢野島、永浦島、池島、前島の4つの島を結んでいる
開通の喜びが、五橋祭で花開く  橋開通を祝って例年9月下句に開催されるのが天草五橋祭。合津港一帯で天草五橋道中踊り、花火大会、白竜船競争大会、魚のつかみ取りなどで賑わいを見せます。
 毎年春開催、今年で36回を数える天草パールラインマラソンは「遅いあなたが主役です」を掲げる健康マラソンのはしりで大会参加男性には年齢制限(参加資格40歳以上)があり、若い男性は走れないのです。
 二号橋から五号橋が含まれている20qコースが一番の人気コース。大阪、北海道などを含め男女3700人が参加、橋と海とおいしい空気を満喫しながら走りました。
二号橋をバックに、パールラインマラソンを走る
 フェリー依存の時代の観光客は微々たる数でしたが、パールライン開通で観光客数が爆発的に伸び「天草観光に火がついた」といわれたのです。開通前年の観光客は54万人、翌年は200万人を超えました。
 大矢野、松島一姫野、龍ヶ岳の4町が合併して上天草市が誕生しましたが「天草五橋がなければ実現しなかった合併」といわれています。天草五橋は多面的、複合的な効果をもたらしたのです。
天草五橋祭りの白竜船競争は、この祭りの八イライト
 


ページトップへ


当サイトで使用している画像や文章などは、全てに著作権があります。