「快適環境をつなぐ鋼橋」をメインテーマとした「平成24年度 橋梁技術発表会及び講演会(東京地区)」が、10月12日(金)に銀座ブロッサムで開催され、官公庁、コンサルタント、各種団体、大学、民間企業、会員各社などから約430名の参加があり、盛況に催されました。
中島副会長・専務理事による開会のあいさつの後、橋建協報告として、広報小委員会より「次世代に贈る100年橋梁」の発表がありました。我が国の橋梁は急速に高齢化、老朽化が進行しつつある中で、適切なメンテナンスを行って長持ちさせることが必要なこと、100歳を超えてもなお現役で活躍する数多くの橋梁の例を挙げ、今後、積極的に長寿命化を支援していくこと、などが紹介されました。
第1部技術発表会では「徳島東環状線阿波しらさぎ大橋の工事報告」、「鋼橋の耐久性向上に関する取組み」と、「トルコ共和国耐震補強工事報告」の3編が発表されました。
第2部の伊藤学賞表彰式では、長大橋梁の耐風技術をはじめとする鋼橋技術の発展に対する功績に対して、元建設省土木研究所所長、元東京都立大学教授の成田信之様に伊藤学賞が、また、次世代を担う若手技術者として、梶間健史様(株式会社IHIインフラシステム)、原考志様(川田工業株式会社)の2名に奨励賞が贈られました。
第3部の特別講演会では、国土交通省 国土技術政策総合研究所 総合技術政策研究センター 建設マネジメント技術研究室長の森田康夫様より、「国土教育と虹橋の未来」と題して、東日本大震災の経験に基づく、我が国のおかれた自然条件の厳しさ、日本の地理・歴史教育の問題点、アメリカから学ぶもの、など、広範囲にわたる、力のこもった講演に会場全体が引き込まれていました。
第1部技術発表会、第3部特別講演会の資料は橋建協のホームページで公開しています。 ぜひご覧ください。
なお、今後の各地区においての開催予定は、以下のとおりです。
大阪地区 10月26日(金) ドーンセンター
東北地区 11月 7日(水) 仙台国際センター
中部地区 11月16日(金) 東建ホール・丸の内
九州地区 11月22日(木) レソラNTT夢天神ホール
北海道地区 12月 7日(金) ホテルポールスター札幌
日時:平成24年10月12日(金)13:00〜17:45
場所:銀座ブロッサム(東京都中央区)
要旨:パンフレット
|
|
会場風景 |
|