「平成23年度橋梁技術発表会及び講演会」(東京地区)を、10月14日(金)に銀座ブロッサムにて開催し、官公庁・コンサルタント・各種団体・大学・民間企業・会員各社などから約430名の参加があり、盛況のもとに終了しました。
今回は、発表会に先立ち、協会製作の“鋼橋LCCソフト”の紹介を行いました。
簡易な入力で、ライフサイクルコスト(初期建設費、維持管理費)や橋梁形式によるコスト比較表が瞬時にアウトプットされることを、実ソフトのデモンストレーションを交えた説明を行い、現在、多数のお問い合わせを関係各所から頂いております。
―鋼橋技術の進化と継承―をメインテーマとして、昼間会長の開会の挨拶の後、東日本大震災復興対策本部による橋建協報告「東日本大震災 被害調査報告」を発表しました。
当報告は、協会会員会社が実施した約3,554橋におよぶ橋梁調査結果をもとにしており、無災害の橋の分布状況等、既往の報告書にない分析も含んだ画期的なものでした。
第1部は各小委員会による「技術発表会」、第2部は鋼橋技術の発展に寄与した方を表彰する「伊藤學賞表彰式」、第3部は講師を招いての「特別講演会」を開催しました。
第1部技術発表会では、「機能分離型支承の選定と鋼床版端部構造の提案」、「Huey P Long橋工事報告」、「海外における鋼床版橋梁の疲労に関する現状」について発表しました。
第2部伊藤學賞表彰式では、鋼橋技術の発展に対する功績に対して(名古屋大学、大阪大学、福山大学 名誉教授)に伊藤學賞が、また次代を担う若手技術者として内田大介様(三井造船株式会社)、森川友記様(株式会社駒井ハルテック)に奨励賞が贈られました。
第3部特別講演会「公共工事が日本を救う」では、京都大学大学院 工学研究科 都市社会工学専攻 藤井 聡教授から建設関係者に向けた励ましのエールが随所に織り込まれ、会場の雰囲気も希望に満ち、活気あふれるものになりました。
なお、今後の各地区においての開催予定は、以下のとおりです。
大阪地区 10月28日(金) ドーンセンター
東北地区 11月 8日(火) 仙台国際センター
中部地区 11月15日(火) 東建ホール・丸の内
九州地区 11月25日(金) 福岡商工会議所
日時:平成23年10月14日(金)13:00〜17:40
場所:銀座ブロッサム(東京都中央区)
要旨:パンフレット
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会場風景 |
広報小委員会
LCC特別委員会
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LCCソフトを紹介する本郷委員 |
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