『1月19日(木) 東京地区 橋梁技術講習会 開催』
東京地区での橋梁技術講習会が、1月19日(木) 13:00〜17:00 「浜離宮朝日ホール」で開催されました。 昨年11月9日の仙台地区に引き続き、今年度2回目の開催となりました。
伊藤 學新会長の開会挨拶の後、“橋梁技術の最前線”をメインテーマとした、「複合ラーメン橋の今後の展望」「立体交差橋 急速施工の新技術」「合成床版の最近の動向」「海外工事の新技術」「保全の新技術と施工事例」の5テーマについて発表が行われ、実際の施工事例を中心に、最新橋梁技術の紹介を行いました。
コンサルタント92名、会員他を含め合計220名の参加者があり、最後の質疑応答コーナーでは、大変熱心な質問が交わされました。会場での質問と回答の概略内容を下記に示します。
Q.急速施工工事にあたって車線規制の最少化について教えてほしい。
A.鋼製の直接基礎、フーチングレスの使用、側床版をたたんでおく、大型輸送台車での一夜間施工、等。
Q.台湾新幹線について、桁高が異常に高いが、これはトラス部材として設計されているのか?
A.板厚も厚く、トラスとしての軸力と曲げモーメントを考慮している。
Q.補修における溶接とHTBの使い分け、M22とM24の使い分けを教えてほしい。M24は経験なし。
A.鉄の種類性質がわからない場合、熱を加えないという観点でHTBを使うやり方がある。
Q.複合ラーメン橋における剛結部費用増はどのくらいになるのか?
A.一概には言えないが、施工例から算出することは出来る。
Q.台湾新幹線の送り出しで1.3m手延べが垂れ下がったとあったが、どうやって戻したのか?
A.P4橋脚の手前に仮設のベントを立てて、ジャッキアップをする。
Q.台湾新幹線において、設計、架設計画、その照査などについての役割分担を教えてほしい。
A.元請けJVが設計付で受注。発注元にも元JVにもコンサルが入っている。施工管理は双方で行った。
この質問と回答の詳細については、次のURLをご覧下さい。
http://www.jasbc.or.jp/kousyukai/20060119/qakaijou.pdf
また終了後のアンケートの中にご質問がありましたので、このホームページ上で回答させていただきます。
http://www.jasbc.or.jp/kousyukai/20060119/qaanketo.pdf
なお、今後の開催予定は、以下の通りです。
大阪地区 1月31日(火)13:00〜 建設交流館 グリーンホール
札幌地区 2月21日(火)13:00〜 ホテルモントレ札幌
名古屋地区 3月 1日(水)13:00〜 名古屋大学 IB電子情報館
|