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技術者向け情報

鋼橋の製作

各橋梁形式の概要と特徴

少数主桁I桁橋

  • 合成床版、PC床版を採用し、床版支間を拡大
  • 床版で横荷重に抵抗させ、横構を省略
  • 主桁、横桁本数の削減と構造の簡略化

開断面箱桁橋

  • 主桁断面を床版との合成効果で小さくすることが可能
  • 合成床版、PC床版の採用により、床版支間を拡大し、床組を省略
  • ダイヤフラムをトラス構造とし型鋼の使用が可能

細幅箱桁橋

  • 箱断面の細幅化により縦リブ本数の低減と横リブを省略
  • 合成床版、PC床版の採用により床版支間を拡大し、床組構造を省略

合理化トラス橋

  • 合成床版、PC床版を採用し、床版支間を拡大
  • 床版で横荷重に抵抗させ、上横構を省略
  • 板継ぎ溶接の削減や型鋼の使用により主構部材を省力化

合理化鋼床版橋

  • 大断面Uリブの使用によりリブ本数を低減
  • デッキプレートの増厚により耐久性が向上
  • 大断面Uリブの採用とデッキプレートの増厚により横リブの省略が可能
  • 上部工の重量が軽減でき耐震性に優れている

プレートガーダ橋 -I桁橋-

  • 設計、製作が容易
  • 鋼重も小さく経済的

プレートガーダ橋 -箱桁橋-

曲げ剛性、ねじり剛性が大きく、長径間橋、曲線橋に適している

トラス橋

  • 軸引張材、軸圧縮材の組合せで荷重に抵抗
  • 少ない鋼材で長支間の橋を建設できる

アーチ系橋

  • アーチ橋:アーチ部材を曲げ、せん断、軸力で設計
  • ランガー桁橋:アーチ部材は軸力、補剛桁を曲げ、せん断、軸力で設計
  • ローゼ桁橋:アーチ部材、補剛桁を曲げ、せん断、軸力で設計

斜張橋

プレートガーダ橋の支間の途中をケーブルによって斜め上方に支持したもの
(その構造系は一種の連続桁と考えられる)

吊橋

塔間にケーブルを張り、補剛桁を吊り下げている橋

  • 長大橋に用いられる
  • たわみやすいため、空気力学的安定性の検討が必要

製作工程

橋を製作する概略フローおよび各工程の説明です。溶接等の動画を見ることができます。