建設技術展は開催１０周年を迎え、日本橋梁建設協会としての出展は今回で連続３回となりました。

日本では1868年に長崎に「くろがね橋」が架けられたのが鉄の橋の始まりで、その後、今日までの鉄の橋は、その材料や構造、設計法を始めとして製作技術、架設技術などあらゆる面で進化を遂げてきました。これらの進化は鉄の橋がより使い易く、剛く、長く、速く、自由に、そして優しくありたいと願って、その仕事に携わる人々がたゆまぬ研鑽や努力を払ってきた賜です。日本橋梁建設協会は、この｢進化する鋼橋｣の具体的な内容について展示しました。

会場は、官公庁や道路会社、建設業者そして学生を含む一般の方の来場で大いに賑わいました。

【展示ブース】	【３Ｄ橋梁探検コーナー】
また、同時開催されたイベント｢学生のためのキャリア支援〜相談にのります、将来への道づくり〜｣では、将来に｢鋼橋のエンジニア｣となって私たちの仲間に加わっていただきたい思いをこめて、学生たちへ｢鋼橋メーカーの仕事内容｣｢鋼橋の魅力｣等について説明し、学生の就職活動の相談を受けました。昨今の就職難の時勢からか、学生の真剣な態度に圧倒される雰囲気でした。将来、彼らの中から鋼橋メーカーの技術者仲間が誕生することを待ち望みたいと思います。